私的な温泉旅のページ

銀山温泉

Ginzan_Onsen

銀山温泉の街並

大正浪漫の温泉街

山形県 尾花沢市 大字銀山新畑

●銀山温泉へ

 銀山温泉は山形県尾花沢市の東に位置し、田園風景の中、県道29号から県道188号に入ると銀山温泉はすぐそこだ。
緩やかな山並みが近づき道が銀山川へ下りはじめると観光地の雰囲気と賑わいが到着を知らせてくれた。
温泉街へは車で乗り入れ出来ない為、町営の無料駐車場か宿の用意する駐車場に車を停め、徒歩で目的の宿へと向かう事になる。
 先づ始めに温泉街の入り口にあたる「しろがね橋」が迎えてくれる。街並みが続く上流を望むと、銀山川は緩やかに左へ曲がっており温泉街の全貌は望めない。期待を膨らませつつ上流へ向かうのだが。右岸の道は路地の様に狭く、左岸の道は広い。また右岸の一部は山が迫っていて建物が無い区間がある。丁度その対岸の広い場所にはウッドデッキで整備された「和楽の足湯」がある。幾つもの橋が架かっているので両岸を行き来し楽しむも良し、足湯につかり一休みするも良し。兎も角も銀山温泉の雰囲気をゆったり味わうことが出来る乙な設えだ。
 銀山の名称は上流に(野辺沢)「延沢銀山」があった事に由来し、1600年代に最盛期を迎えるが、採掘量も減り1689年に銀山は廃山となる。しかし以前より川端に湧く温泉があったことで、湯治場として、この地域は生き続け今に至るのである。

銀山温泉の外湯

地元温泉共同風呂

●外湯について
 現在入浴できる外湯は「和楽の足湯」を除き、「しろがね湯」と「おもかげ湯」の二ヶ所だが、実は「かじか湯」という外湯が旅館永澤平八と藤屋旅館の間に在ったのだが、2018年4月に撤去され休憩スペースとしてウッドデッキテラスに改修された。
また左岸ウッドデッキの「和楽の足湯」にも昔、外湯があったことが町のホームページに掲載されている昭和初期の写真で確認できるが、昔も今もこの場所は銀山温泉にっとって要と思しき場所だ、それはウッドデッキに複数の点検口があることからも解るが、現在もここの源泉は生きていて複数本の共同泉(足湯源泉)として銀山温泉を支えている。