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はじめに
「旅」といえば、物心ついた頃、親に連れられて行った家族旅行が記憶に残っています。 草津や伊豆、紀伊半島と‥温泉地が多かったと思います。
東京近郊の町に生まれ育ち、親も東京や神奈川が故郷の為、関東圏から出る機会は限られていたけれど、たまの旅行は楽しかった。
学生時代、夏は伊豆諸島。冬はスキーで新潟•長野•群馬‥等々、なぜか温泉の有る宿に泊まる機会が多かったと思います。
社会人になり、旅行や仕事の宿泊も、温泉のある宿にお世話になる事が多く、仕事の疲れを癒していたな。。。
今思い起こすと、浴室の写真を撮り始めたのは仕事がきっかけでした。
宿泊施設や日帰り温泉施設などを設計することになり、理想の浴室を目指し向き合う機会に恵まれた事によります。
頭をからっぽにして湯船に浸かるのは大好きです。そしてさらに五感を解放し意識的に温泉を楽しむ事にも芽生えました。
周辺環境や、個々の設えとしての湯浴み空間。温泉地や湯宿、湯処を守る人の思い歴史も含め感じ取るようになりました。
人生もまた旅です。
その旅すがらお湯や宿を守る方々の話や、地元の人たちとのふれあいを通し、温泉は文化であり、’宝’だと思います。
そんな温泉を深く愛する人たちとも出会い、今にいたっております。